ZywOoがropz獲得にどう貢献したのか "2025年のVitality"

2025年2月6日木曜日

インタビュー チーム 選手 大会

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Vitalityの会長兼共同創設者であるNeoがHLTVのインタビューで、ropzの獲得の経緯や、2025年のVitalityについて語った。


前回の記事で紹介した、Vitalityに加入したropzの移籍秘話です。


ZywOoには、1年に1つのトロフィーでは足りない

「ZywOoのような選手がいるなら、1年に1回トロフィーを取るだけでは足りない。」

これは、Vitalityの2024年に関してNeoがHLTVアワードで語った厳しい評価だ。

Vitalityの会長兼共同創設者であるNeoは、この考え方の基、Spinxに代わりropzを獲得した。まさに一対一の交換と言えるだろう。


ropzは意外にも移籍に積極的だった

「SpinxはVitalityでの現状に満足していませんでした。」とNeoは続ける。「チームの他のメンバーのために、新しいサイクルを始めるのがベストだと考えました。そして、今年はまた新たなスタートを切ったように感じています。」

Spinxの代わりになるプレイヤーを獲得することは難しい課題であり、その上でFaZeに強いこだわりがあるように見えたropzの獲得は大胆な決断であったと言えるだろう。

「もし2022年のツイートで、ropzが2025年にVitalityに移籍することを本当に予言していたとしたら、すごいですね」とNeoは言う。

移籍に至るまでの真実は、そこまでドラマチックなものではなかったようだ。

「上海での試合後、2,3日経った後に、私はropzにテキストメッセージを送りました。ちょっと確認したいことがありました。」

「彼はFaZeのファンや組織、選手たちと強い繋がりを持っていましたが、新しい挑戦を求めていた。だからこそ、私たちを選んでくれたんです。彼がこんなにもオープンだったことは嬉しい驚きでした。そして最終的には、私たちのプロジェクトにポジティブに反応し、成長し、改善できると思ったんです。」


フリー移籍

ropzの契約が終了することを知っていたことは、Vitalityにとって有利に働いた。これは、flameZ、dupreeh、Magisk、zonicなどの移籍でも活用された手法だ。

誰も相手チームに大金を払いたくないですよね」とNeoは冗談を交えて言う。

flameZとropzはどちらもフリーで獲得した


ZywOoがropzを説得

幸運だったのは、ropzが移籍に対して積極的であり、すでにVitalityに興味を持っていたことだった。そして、Vitalityはさらに強力な武器を持っていた。それがZywOoの存在だ。

「ZywOoがオフシーズンに選手と関わったのは初めてです」とNeoは振り返る。「普段マネジメントはコーチ陣に任せているのですが、私が彼に事の経緯を説明すると、"ropzの番号を教えてくれ、彼に電話してみたい"と言われました」

「ZywOoが積極的にリーダーシップを発揮して、本当に誰かに興味を持っているのを見たのは初めてでした。彼が人間的にも成長している証だと思います。彼がRobin (ropz) と一緒にプレイできることにワクワクしているのが伝わってきました。」



ZywOoと共に新たな挑戦

誰もがZyw0oとチームを組んでみたいと思っているだろう。彼はプロとして6年間常にTOP3に名を連ねてきた。

ZywOoには彼を中心にチームを作りたいと伝えた」とNeoは2020年に語っていた。そして、それは現実のものとなっている。

そして、今回のropzの加入は、ZywOoを支えるための最初の真のスーパースターの加入だ。この動きは、コミュニティ内外で高い注目を集めている。


NAVIやAstralisのような伝統を

2023年にメジャーを制覇し、HLTV AwardsでTeam Of The Yearを受賞したVitalityだが、Neoは2024年の静かな年の後、更なる進展を目指している。

「私たちが目指しているのは、VitalityがCS史上最強のチームの一つとして認められることです」とNeoは語る。

「NAVIやAstralisのように素晴らしい時代を経て、伝統を築いたチームにはまだ遠いです。」

「私たちは謙虚でありながら、世界中で認められることを目指しています。そのために、私たちは常に積極的に動き、改善し、タイトルを狙うために野心を持った才能を集めています」

Zyw0oとapExは IEM Katowiceに苦しめられてきた


Katowiceの呪い

これまで、ZywOoはIEM Katowiceでプレイオフに進出したのは2023年だけで、その年にVitalityは準々決勝で敗退した。これを「呪い」と呼ぶべきか、ZywOoが年始に調子が上がりにくい傾向を示すものなのか、2025年こそ変化を起こす時かもしれない。

さらにベテランプレイヤーのapEXは、Counter-Strikeで最も多くのトロフィーを獲得しているが、Katowiceのビッグイヤートロフィーは2014年以来、未だ手にしていない。

Vitalityにとって、2024年はMagiskとzonicの去った後の再建の年だったが、今年は勝負の年と言えるだろう。

「ropzがチームに加入した瞬間から、化学反応を感じました。」とmeziiはBLAST Bountyの配信で語った。「すでにチームにうまく馴染んでいて、前とは全く違うチームになりました。そして全員が同じ方向を向いています。」


Neoの計画は準備万端だ。VitalityはKatowiceで呪いを打ち破れるだろうか。

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